#!/usr/bin/env python # coding: utf-8 # オリジナルの作成:2015/12/20 # # ** trinketloaderのブートローダーを、個人で利用するのは問題ありませんが、このブートローダを商品に利用することはできませんので、ご注意ください ** # # 16-ワンコイン・マイコンlbedGemma # ## lbedGemmaボード誕生 # 8pinoに触発されて、ワンコインで作れるArduino(lbedGemma)を作ってみました。 # # ### 部品表 # すべての部品は、 秋月 から購入できます。 # # | 部品名 | 数量 | 通販コード | 価格 | 備考 | # |---|---|---|---|---| # | ATtiny85 | 1 | I-09573 | 160円 | | # | ブレッドボード BB-801 | 1 | P-05294 | 200円 | P-00315でもよい | # | ミニBメスUSBコネクタ | 1 | K-05258 | 200円 | | # | 赤色LED | 1 | I-00562 | 350円 | 100個入り | # | 抵抗 75Ω | 2 | R-25750 | 100円 | 100個入り | # | 抵抗 1KΩ | 2 | R-25102 | 100円 | 100個入り | # | ジャンパーワイヤセット | 1 | P-00288 | 400円 | 単線ワイヤーでも可 | # # ### ブレッドボードで動作を確認 # 8pinoの回路を参考に最初にブレッドボードでATtiny85を使ったGemmaを組み立てます。 USBとの接続部分は75Ωの抵抗、プルアップとLEDには1KΩの抵抗を使いました。 # # # # 完成したブレッドボードは、以下のようになりました。 # # # ## Adafruit Gemmaのブートローダの書き込み † # Adafruit Gemmaのブートローダは、以下のURLで公開されています。 # # - https://learn.adafruit.com/introducing-trinket/repairing-bootloader # # ブートローダの書き込みには、Arduino UNOが必要になります。 今回は、以前作ったArduino UNO(秋月のAE-ATmegaボード)を使用しました。 Arduino UnoのGNDと3.3Vには10μFの電解コンデンサーを差し、ATtiny85とは 以下の様に接続します。 # # | ATtiny85 | Arduino UNO | # |---|---| # | 8番ピン VCC | 5V | # | 4番ピン GND | GND | # | 1番ピン Reset | 10番ピン | # | 5番ピン PB0 | 11番ピン | # | 6番ピン PB1 | 12番ピン | # | 7番ピン PB2 | 13番ピン | # # ATtiny85のピンの説明をデータシートから引用します。 # # # # # ### ブートローダ書き込み手順 # ダウンロードしたスケッチ(trinketloader)をArduino IDEで開き、Arduino UNOに書き込みます。 # # シリアルモニターを開き9600 baudにセットし、以下のメッセージが出力されたら、「G」を入力します。 # # ```console # Trinket loader! # # Type 'G' or hit BUTTON for next chip # ``` # # 書き込みの途中で以下の様なメッセージが出力されます。 # # ```console # Starting Program Mode [OK] # # Reading signature:930B # Searching for image... # Found "blankfull.hex" for attiny85 # # Setting fuses Set Low Fuse to: F1 -> A000 Set High Fuse to: D5 -> A800 Set Ext Fuse to: 6 -> A400 # Verifying fuses... # Low Fuse: 0xF1 is 0xF1 # High Fuse: 0xD5 is 0xD5 # Ext Fuse: 0x6 is 0x6 # # # Setting fuses # # Verifing flash... # Flash verified correctly! # Verifying fuses... # # Fuses verified correctly! # *OK!* # ``` # # ATtiny85をlbedGemma用のブレッドボードに戻し、USBケーブルを接続すると LEDが細かく点滅したら、ブートローダの書き込みが正常に行われています。 # ## Arduino IDEでATtiny85が使かえるようにする # ハードの準備ができたので、次に開発環境を整えます。 # # Arduino 1.6から別のハードウェアの環境を簡単にインストールできるようになりました。 私は、1.6.4で動作を確認しています。 # # - https://www.arduino.cc/en/Main/OldSoftwareReleases#previous # # ### LED点滅(Blink)で動作確認 # 定番のLチカ(Blink)で動作を確認してみましょう。 新しいスケッチを作成し、以下のスケッチをコピーしてください。 # # ```C++ # int led = 1; # # void setup() { # pinMode(led, OUTPUT); # } # # void loop() { # digitalWrite(led, HIGH); // turn the LED on (HIGH is the voltage level) # delay(1000); // wait for a second # digitalWrite(led, LOW); // turn the LED off by making the voltage LOW # delay(1000); // wait for a second # } # ``` # # 書き込みの前に、以下の設定にセットされていることを確認してください。 ボード:Adafruit Gemma 8MHz 書き込み装置:USBtinyISP # # lbedGemmaのUSBケーブルをPCにセットし、LEDが細かく点滅している間に、 Arduino IDEのファイル→マイコンボードに書き込むを選択してください。 # # LEDが1秒間隔で点滅したら成功です。 # ## lbedGemmaボードの作成 # ブレッドボードでの動作が確認できましたので、ユニバーサル基板に組み立てましょう。 # # いつものようにテクノペンを使って配線をします。 # # # # これに、以下の順で部品を配置します。 # # - 抵抗をセット # - 丸ピンソケット # - LED # - USB変換モジュール # - 分割ソケット # # 完成したボードのは、以下のとおりです。 # # # ## lbedGemmaを動かしてみる # # ### ArduBlockを使う # Arduino勉強会/C1-ArduBlockをはじめようで紹介したArduBlockをlbedGemmaで動かしてみます。 # # ツール→ArduBlockを選択し、以下のスケッチを作成します。 # # # # ### スペース・インベーダーを表示 # 次に8x88x8マトリックスLEDを使ってスペース・インベーダーのキャラクターを動かしてみましょう。 # # スケッチは、Ardafruitの以下のURLからダウンロードしてください。 # # - https://learn.adafruit.com/trinket-slash-gemma-space-invader-pendant/source-code # # ATtiny85と8x8マトリックスLEDは、以下の様に接続します。 # # | ATtiny85 | 8x8マトリックスLED | # |---|---| # | 8ピン VCC | VCC | # | 4ピン GND | GND | # | 7ピン IO#2(SCL) | SCL | # | 5ピン IO#0(SDA) | SDA | # # ブレッドボードに8x8マトリックスLEDを載せたところ # # # # 実際に動いているところは、以下のURLを参照してください。 # # - https://www.facebook.com/hiroshi.takemoto.94/videos/vob.100002911051707/909225982517762/?type=2&theater # # ワンコインArduinoと言えどもバカにできませんよ! # ### Arduino IDEが1.6.3以下の場合 # Arduino Gemmaは、Arduino IDE 1.6.4以降からサポートされました。 # # Arduino IDEが1.6.3以下でAdafruit AVRを使用するために、以下の手順で環境をダウンロードしてください。 # # - Arduino 1.6.xを起動し、Arduinoメニューから「preferences...」を選択し、設定ダイアログを表示します # - 下部の「Additional Boards Manager URLs」に以下のURLを指定します。 既にURLが指定されている場合には、カンマの後に追加します。 # ``` # https://adafruit.github.io/arduino-board-index/package_adafruit_index.json # ``` # # - ツール→ボードBoards Mangerを選択します # - Boards Managerの一覧から、「Adafruit AVR Boards by Adafruit」を選択し、installボタンを押します # # # # In[ ]: